一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

岸本氏が会長、残間氏が幹事長に再任 釧路幹部大学同窓会総会


 釧路支部幹部大学同窓会は27日に総会を開催しました。2010年度の活動報告と決算、2011年度の活動方針と役員体制を決め、会長に岸本真希人氏、幹事長に残間巌氏が選出されました。再任した岸本会長は「社会人として必要な教養を身につけるのが幹部大学同窓会だ。ぜひ今年も積極的に例会に参加してもらいたい」と挨拶しました。
 記念講演では釧路公立大学教授の高野敏行氏が「大震災を哲学する」と題して講演しました。高野氏は「言葉は日常を表現するもので、震災のような非日常を言葉で表現するのは難しい。上手く表現できないのは当たり前だが、その中でも『てんでんこ』という言葉が非常に印象深い」と述べました。『てんでんこ』という言葉には、てんでばらばらに各自が津波から逃げ、生き残ったらまた会おうという意味があります。
 「小学校などでこの『てんでんこ』の考えが浸透していたら、もう少し被害が少なかったのではないか」との見解を示しました。
 最後に「戦争や災害が起こると、これまで築いてきた『積み重ね』が全て無駄になってしまう。だが、人々は復興を信じてまた積み重ねを始める。震災を経験し、被災地の人は表情や生き方までもが変わる。その人たちの表情や生き方を私達は見習うべきだ」と語りました。 

★2011年度総会の議案書および新役員名簿はこちらからご覧下さい。
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=296

▼挨拶する岸本会長

▼大震災について語る高野氏

▼講演の様子

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