一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

中村氏が会長に再任 2011年度厚岸地区会総会


 厚岸地区会は9日に2011年度地区総会を開催しました。総会に先立ち挨拶した中村一明会長は「厚岸町では2011年4月に中小企業振興基本条例が施行され、今年度は条例を育てていく年度だ。東日本大震災の影響を受けた企業もあるが、同友会が中心となって厚岸町を活性化をさせたい」と述べました。
総会では、2010年度の活動・収支報告と、2011年度の活動方針と役員体制を決め、会長に中村一明氏が再任されました。

 記念講演では、「総合医とはなにか」と題して町立厚岸病院院長の佐々木暢彦氏が報告しました。佐々木氏は「日本は全国的に質の高い医療提供ができる為、99%は特殊な専門科がない町立病院等でも治療ができるが、専門医のいる大きな病院にかかりたいという患者も多い。しかし、内科だけでも4種ほどに細分化され、科目が複雑になり適切な通院ができない患者もいる」と現代医療の現場を語り、「総合医は、専門的な治療が必要な場合に的確な病院、科目選択を促す役割を担っており、総合医の役割が地域医療を支えていく。医療現場の人材不足も深刻だが、大中小の病院間の協力体制によって解決できる問題もある。専門医と総合医、双方の良さを理解したうえで患者が病院を選べる環境が必要」と述べました。                                           

総会、講演会の後に行われた懇親会では、町立厚岸病院の医師も参加し、交流を深めました。

★2011年度厚岸地区会総会議案書と新役員名簿はこちらからご覧ください。                                                http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=292

 

▼会長に再任された中村氏

▼総合医について語った佐々木氏
 

▼懇親会の様子

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