根室支部山高会(戸愼太朗代表)は16日に例会を開き、「根室の経済環境はこう変わった」と題して、宮野税理士事務所の宮野洋志氏が講演しました。
宮野氏は「根室市は全国有数の港町だ。しかし、経営環境が好転しないのは基幹産業である漁業不振が続いているためだ。根室で水揚げされた資源が地元で加工され、地元で消費されることが地域経済の振興には必要不可欠だ」と述べました。
さらに同氏は「若い人材が流出してしまい、働く人がいなくなってしまうのは極めて深刻な問題だ。優秀な人材とは知識が豊富なだけではなく、知識を活かす知恵を持つ人ではないだろうか。地域の中小企業は雇用場所を創出し、人材を育てなければならない」と強調しました。