釧路支部地域ブランドを考える会(亀岡孝リーダー)は2月25日、釧路湿原の丘陵地帯をカンジキで歩き、2007年度に予定されている新しい旅の商品化への可能性を探りました。
釧路湿原には氷河期が終わった1万年前から人が生活していました。湿原がまだ海に沈んでいた縄文時代から、続縄文、擦文、アイヌと時代は変わっても湿原の丘陵地帯に竪穴住居を組上げて棲んでいました。その痕跡が丘陵地帯には数多く残っています。雪に覆われた住居跡からは、気の遠くなるような時間を経て縄文人の気配が立ち上ってくるようです。
参加者の一人は、「今、私たちが立っている丘から縄文人は海を見ていた。冬の日差しを浴びて暖かくなった住居跡の茅葺に手を添えると、縄文一万年のロマンに誘われる」と感慨深げに感想を語っていました。
地域ブランドを考える会は今後も地域を探索して、新しい旅の商品化に向けて検討を進めていきます。
▼湿原丘陵地帯
▼縄文住居跡
▼ウサギの糞