釧路支部(横地敏光支部長 435社)は2月23日幹部大学第7講を開催し、釧路高専の小田島本有氏が「正義と現実〜志賀直哉『正義派』を通して」と題して講演しました。
小田島氏は「一連の耐震偽装問題や不二家の不祥事など、いま企業と技術者の倫理が問われる事件が多発している。組織に属することは同時に、外れたときにその生活が奪われる事態に発展する可能性もある。正義感に駆られた行動のはずが、過酷な現実にぶつかってしまう」と問題提起しました。
受講者からは「この作品には、守るべきものと失うもののコントラストが見事に描写されている」、「組織の中で中堅として言わなければいけないことと、そうでないことのバランスのとり方も考えていかなければならない」などの感想が出されました。
釧路支部幹部大学第8講は3月2日(金)に開催します。