一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

第4回経営基礎講座(部下の育成編)のご報告


 釧路支部は1月16日(火)に「第4回経営基礎講座(部下の育成編)」を開催し、(株)コムの小川氏が講演しました。

 モチベーションとは、「動機づけ」「意欲」「やる気」という意味で、部下のモチベーションを考えるには、まず、自分自身がどんなときにやる気になるのか、また、どんなときにやる気が失せてしまうのかを知らなければなりません。

 各グループに別れ、自分自身がやる気満々で調子のいいとき、仕事に無気力になっているときの違いはどのような原因が考えられるか、また、自分の身の回りで、いつもやる気満々で頑張っている人と、さぼりがちで仕事ぶりがさえない人を分ける要因は何かについて意見を出し合いました。

 【人がやる気・無気力になる原因について意見を出し合う参加者】

 グループ討論の結果、コミュニケーションが取れている時、私生活が充実しているとき、目標・目的が鮮明になった時、・結果が評価された(褒められた時)、・人に認められた時、・周囲と共有できた時、コミュニケーションが取れている時、・得意なことが活かせた時にやる気が出るという意見が出されました。

 その結果を踏まえて、小川氏よりモチベーション論について説明を行いました。

      【モチベーション論について説明する小川氏】 

【小川氏の報告要旨】

 人ががんばる理由のなかには、ご褒美をめざしてがんばるという側面がどこかにあります。昇給、ボーナスなどの金銭的報酬に限らず、昇進、表彰、ひとからの賞賛や承認、メンバーからの受容、リーダーによる配慮なども広い意味での報酬に含まれます。これらはすべて、働く個人に外から他のひとによって提供される報酬なので、外発的報酬と呼ばれ、それを目当てにひとががんばる姿を、外発的動機づけと呼びます。これに対して、達成感、成長感、有能感、仕事それ自体の楽しみ、自己実現などは外からいただく報酬ではないので、内発的報酬と呼ばれ、これで人が突き動かされる状態を内発的動機づけと呼びます。

 今回の設問に対して自分が出した意見を振り返り、自分が内発的・外発的どちらに傾いているか、自分の部下が内発的・外発圧モチベーションなのかを調べてみて欲しい。その結果を踏まえてリーダーの皆さんはこれからの結果を踏まえてこれからの部下の育成についてどのようにしていくかについて改めて考えて欲しいと思います。

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