釧路支部白糠地区会(美馬俊哉世話人)は4日、地域の食材を知る懇談会を開催しました。今回は茶路めん羊牧場社長の武藤浩史氏が「羊の魅力発信と地域貢献」と題して講演しました。講演後は茶路産の食材を使用した料理を囲んで交流を深めました。
武藤氏は「畜産大学の学生時代に食べた羊肉の味が忘れられず、羊飼いの道を歩み始めた。高温湿潤な気候の日本では牧羊が難しいこともあって、国内で消費される羊肉は99%以上が輸入で、国産の羊も80%が冷涼な北海道で飼育されている。羊毛と違い長期保存ができない食肉は新鮮なほど美味しく、近隣農家の有機野菜など、羊にも地場産食材を食べさせることで、より品質の良い肉になる。北海道産羊肉の味は格別だ」と自社牧場の羊の魅力を語りました。
また、「世界中で1000品種以上の羊が飼育されており、衣類や寝具、食肉など多種多様な形で人間の生活を支えている。羊と人間は8000年もの付き合いがあり、貴重な命を余すところなく活用したい」と述べました。
交流会では、茶路めん羊牧場のラム肉を使用したカルパッチョやパスタなど、参加者は地場食材ばかりを使用した料理を堪能しました。丹精こめて育てたラム肉の料理を前に武藤氏は「羊肉はジンギスカンの他にも様々な肉料理に使用できる。50年、100年と事業継承して郷土の食材として羊肉を守り抜き、魅力を発信していきたい」と締め括りました。
▼羊の魅力を語った武藤氏
▼講演会の様子
「レストランはまなす」が提供する地場食材を使用した料理
▼茶路めん羊牧場のラム肉と地場野菜のロースト
▼茶路めん羊牧場のラム肉とリコッタサラータ(チーズを塩漬けして熟成させたもの)のカルパッチョ
★茶路めん羊牧場のホームページはこちらからご覧いただけます。
http://charomen.com/
★レストランはまなすのホームページはこちらからご覧いただけます。
http://hamanasu1990.web.fc2.com/