釧路支部(亀岡孝支部長)は3日に8月例会を開催し、「社員共育から地域密着経営へ」と題して北海道同友会理事で鳥海(ちょうかい)代表取締役の大石清司氏が報告しました。
大石氏は札幌市で不動産経営のかたわら函館市にて「パチンコ富士」を経営しています。
大石氏は「15年前は経営方針の行き違いから社員の18人中13人が職場放棄をしてまともに仕事ができない状況だったが、お客様が残って仕事をする社員に協力して仕事を教えてくれた。当初は素人集団だったので、人はなぜパチンコをするのかから学びを始めた」と自社の沿革について語りました。
さらに「全社員の共育として週に一回清掃員さんを含めてグループ討論を行っている。大したことがない意見でも取り入れて実践している。たとえ失敗してもそれは全て会社の財産になる」と自社で実践している共育について語りました。
また、全国から注目を集めている「函館もりあげ隊」について、「生産者・自営業者・中小企業が連帯を深め、市民からの信頼と期待を高めることで地域全体に活気を取り戻そうという思いを持った人たちの集まり。パチンコ富士でも日曜日に朝市を開催したり、パチンコの景品も9割以上が地元の商品を取り扱ってる。またチラシや店内の掲示板にも函館市の様々な情報を発信している」と地域密着型の経営について紹介しました。
▼社員の共育にについて語る大石氏
▼熱心に聞き入る参加者