釧路支部みけた会は21日に釧路全日空ホテルで総会を開催しました。2010年度の活動報告と決算、2011年度の活動方針と役員体制を決め、会長に高橋歩氏、幹事長に林田敬二氏が選出されました。再任した高橋会長は「東日本大震災で影響を受けた企業が多いかと思うが、このような状況だからこそ皆で力を合わせて取り組んでいきましょう」と挨拶しました。
記念講演では「創業の精神を引き継いだ私の決意」と題して美警の三上社長が講演しました。三上氏は「父親が経営する会社に入社したが、引き継ぐつもりは全くなかった。当時はコピーの仕方さえもわからない状態だった」と入社当時を振り返りました。その後、父親である社長が急逝し周りの反対を押し切り、社長に就任しました。
「当時の職場は現場を管理する社員が基本的な挨拶などができていなく、警備員である前に一人の社会人という意識を持たせるところからスタートした。そのための人材育成にもかなり力を入れた。だが、人材育成に力を入れるあまり、警備業としての本質を忘れてしまっていた」と語りました。
「ある事故をきっかけに『無事出社、無事帰社』という先代が作った社訓に共感するようになった。それからは原点に立ち返り、絶対に事故を起こさないという意識を持ち、自分達だけでなく、工事現場の方の安全にも配慮を心がけている。今後は創業当初からの核事業である道路警備を強化し、警備員の社会的地位を高めていきたい」と力強く述べました。
★みけた会総会議案書と新役員名簿はこちらからご覧下さい。
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=295
▼再任された高橋会長
▼創業者である父親が作った社訓を語る三上氏
▼三上氏の講演に耳を傾ける参加者