南しれとこ支部は26日に第29回定時総会を開催し、2010年度の活動報告と決算、2011年度の活動方針と役員体制を決めました。 総会に先立ち挨拶した金曽支部長は「中標津町、別海町ともに条例制定後に商工会、同友会、役場が中心となり、条例を軸に具体的な振興策の検討を行っている。同友会が地域に果たす役割は非常に重要だ。今後も引き続き、地域経済の中心となるよう取り組みたい」と述べました。
記念講演では北海道同友会理事で宇佐美商会社長の宇佐美隆氏が「引き継がれた経営指針」と題して講演しました。宇佐美氏は「元々会社を引き継ぐつもりはなかったが、創業者である父親の強い勧めで現在の会社に入社した。父親が急逝してからは、役員や社員が自分に対し手の平を返したように冷たくなり、精神的に追い詰められ、人の怖さを知った。その後、紆余曲折を経て2001年に社長に就任した」と入社当時を振り返りました。
社長就任後は「経営者が変われば、社風も変わってしまう。我が社は父親が作った経営指針のおかげで、社員が自分の行動と経営指針を照らし合わせて行動している。今では我が社の憲法だ」と今でも変わることのない経営指針について語りました。
最後に「これまで人の怖さを見た反面、ありがたみを感じることができた。その怖さとありがたさの両面を感じることができたのは、非常に良い経験になった。自分が辛いときに支えてくれたのは同友会のメンバーだ」と締めくくりました。
★南しれとこ支部総会議案書と新役員名簿はこちらからご覧下さい。
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=294
★(株)宇佐美商会のホームページはこちらからご覧下さい。
http://www17.ocn.ne.jp/~usami/business.html
▼開会の挨拶に立った金曽氏
▼辛いとき支えてくれたの同友会のメンバーだったと語る宇佐美氏
▼総会の様子