釧路支部(亀岡孝支部長)は7日に新会員報告交流会を開催し、エーアイ・カンパニーの小形氏と環境機器の木下氏が報告しました。
農業用施設や機械の設計・施行・修理を営む小形氏は「これまで季節変動型の仕事をしていたが、365日休みなく働いている農家のために機械を開発しようと思い、日々業務に取り組んでいる。また、糞尿の臭気対策のため、散布装置を共同開発し、現在実験を重ね特許を申請している。今後先の見えない状況に対応するためにも、機械の開発はもちろんだが、様々な場面を想定して分析することが大切だ」と自社の取り組みと農家に対する思いを述べました。
環境装置の設置とコンサルタント業を行う木下氏は「10年がかりで取得した特許の内容は、磁気と遠赤外線を流体の流れる配管に作用させることで熱効率を上げる技術だ。消費エネルギーを減少させ、灯油代や電気代などの節約、自動車の燃費向上などに効果がある。技術も地域のための知恵であり、今後も地域に要求されることを地道に取り組んでいきたい」と語りました。 (記:吉本勝)
▼将来の夢を語る小形氏
▼大手電器メーカーの技術者でもあった木下氏