釧路支部は8月25日、社員研修会の第二講を開催しました。今回は「『言い過ぎ』や『言いそびれ』をなくす自己表現向上講座」という題で、社員研修等を行う会社の代表である渡邉尚美氏(帯広支部会員)が講演と実技指導を行いました。
渡邉氏は中堅社員の目指す姿として、「信頼関係づくりが重要であり、その土台をもとに人材育成が出来る」と強調しました。また、「相互交流能力はちょっとした技や学びで向上する」として、実際にグループ討論で相手の話をきく事の重要性を体験し、人の話をきく時は『傾聴』『受容』『共感』を心がけることで相手に安心感を与え、良好な関係が築けることを学びました。
また、渡邉氏は『共感』と『同感』は違う事に触れ、「自分の価値観という物差しを取り払い、目前の人の『考えは何なのか』『何につまずいているのか』等、その方ありきで聴くと共感は得られる」と述べました。
その後、『質問力』を上げる訓練や『言いにくい事を上手にいう方法』についても実践を踏まえて詳しく学びました。
最後に渡邉氏は「傾聴の基本として『あいさつ』『アイコンタクト』『あいづち』を実践する『3愛(あい)運動』をすすめて欲しい」と結び、盛会のうちに研修会は終了しました。
▼「相手をねぎらう一言から始めよう」と語った渡邊氏
▼熱気あふれるグループ討論の様子