一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

『健康ツーリズムの可能性」を報告 第4回中小企業円卓会議


 釧路支部政策委員会は3日に第4回中小企業円卓会議を開催し、「健康ツーリズムの可能性」をテーマに広島県在住、健康ツーリズム研究所主宰の清水正弘氏が観光をめぐる状況の変化を報告しました。
  
 清水氏が手掛ける「里地・里山歩き」は静かなブームを呼んでいます。その背景について清水氏は
「日本人は今、精神的な健康を求めている。山の中を歩くということは健康によく、メンタルケアにもなり生きがいを見つけるきっかけも作っている」「今後も物質的にも精神的にも充足感を得られるようなツアーを作っていけば発展するかもしれない」と今後の観光についても展望を述べました。

 釧路の観光については、「ツーリズム産業で大事なのは、その場の風景を見せるだけではなく物語を見せる事だ」「釧路の夏の気温は東京に比べて10℃は低い。釧路人の営みはまさにその10℃の差に根差しているのではないか、そこから物語を紡いでいけるのではないか」と可能性を示唆しました。
 
 清水氏は最後に「これらの健康ツーリズムは大型産業にはなりえないかもしれないが、長く続く産業に
はなりえる。地域が分断された形での観光は長続きしない。釧路から知床までつなぐように考えて、50年、100年後まで考えて進めていくのが重要」と結びました。

▼釧根の健康ツーリズムの可能性について熱く語る清水氏

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