釧路支部幹部大学同窓会11月13日に公開講座「経済学のイロハ」第2講を開催し、第1講に引続き釧路公立大学の神野照敏准教授が講義を行いました。
今回の講義では19世紀後半に登場したミクロ経済学を取り上げました。神野氏はそれ以前の主流派だったアダム・スミスを中心とする古典派経済学が、労働者階級の貧困などの現実の経済問題に対応できなかったことに触れ、「1890年に『経済学原理』を発表したマーシャルは、労働者階級の貧困を救うために稀少な資源の配分を目指した。供給側が商品の価格を決めているというそれまでの定説を見直し、需要側と供給側が相互に価格決定に影響しているとした」とミクロ経済学が誕生した背景を語りました。
第3講『マクロ経済学』は、11月20日(金)18:30〜20:00 まなぼっとで開催します。
★当日の資料をダウンロードできます。(PDF)
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=186
▲ミクロ経済学とマーシャルについて講義をする神野准教授