中小企業家同友会全国協議会は9月10日、11日の両日、第37回青年経営者全国交流会を帯広で開催し、1100名の会員が全国から集まりました。釧根三支部からは80名が参加し、経営指針や社員教育などをテーマにした12の分科会に分かれて学びを深めました。
分科会終了後に開催された懇親会では、北海道同友会の会員企業自慢の食材を使用した料理がならび、参加者は北海道ならではの料理に舌鼓を打ちました。またアイヌ伝統舞踊や、ばんえい競馬の模擬レースなど様々なイベントが催され、会場は熱気に包まれました。
11日の記念講演に立った柳月の田村社長は同社の沿革と経営理念について報告しました。同社は、看板商品「三方六」でモンドセレクション最高金賞を受賞、また若手社員がジャパンケーキショー東京において3年連続で賞を受賞するなど、北海道を中心に活躍をする企業です。
田村氏は「人は食べなければ生きていくことはできないが、食べることが目的ではない。お菓子を通して社会的使命を達成することに意味がある。若者は仕事に価値と意義を求めている。目に見える報酬を追求するだけではなく、働き甲斐や人間的成長など、目に見えない報酬を求めることが重要だ」とし、さらに「常に5年後の将来像を考え、絶えず革新を図らなければいずれ飽きられ地域の人を幸せにすることはできない。将来生き残れないと感じた時が行動を起こす時であり、変化し続けることが成功の鍵になる」と語りました。
★田村昇氏の記念講演の録画をホームページ上でご覧いただけます。
*講演を同時生中継した際の映像です。
*テクニカルサポート:釧路支部マルチメディア研究会
山本英明実行委員長
▼懇親会の様子
▼懇親会でウニを出展したマルキ平川水産(釧路支部)
▼分科会報告
▼記念講演に立った柳月の田村昇代表取締役