釧路支部(亀岡孝支部長)はこのたび例会を開き、春日建設の阿部賢吾氏とあんずカンパニーの須藤隆昭氏が、会社を潰さないための取り組みについて報告しました。
阿部氏は厚岸町生まれ。平成4年に同社に入社しました。現在は、統括として工事現場に携わっています。「父親が建設業をやっていて小さい頃からその背中を見て育ってきた。学校を出て家業を手伝った時に、ヘルメットや安全帯を着用しないなど、安全管理に対する知識も意識もなかった」と述べ、労働災害に遭遇した体験を交えて話しました。さらに同氏は、大手メーカーの現場に携わるようになり意識が変わってきたと述べ、「様々な危険と隣合わせの業種だ。それゆえに安全管理に対する知識を持ち、普段から意識していくことが重要だ。多くの従業員の安全を守るということは、会社を守ることに直結する」と強調しました。
また、市内で鍼灸院を経営する須藤氏は、「開業当初は自分の楽しさばかりを求めていた。会社経営を真剣に考えていなかった」と当時を振り返りました。また、同氏は「鍼灸院はどちらかというと暗いイメージが付きまとう。それを改善するために様々な取り組みをやってきた。店を新築し、全社一丸体制を築くために社員総会をはじめて開催した。我々経営者、自社で働くスタッフ、そして利用してくださるお客様それぞれがワクワクするような企業をつくりあげることが、企業が進化する要素になるのではないか」と話しました。
▼春日建設 阿部氏
▼あんずカンパニー 須藤氏