根室支部(高岡一朗支部長)はこのたび例会を開き、「道東の地域経済の現状と展望」と題して日本銀行釧路支店の岩淵純一氏が講演しました。同氏は、日本銀行入行後、信用機構室調査役などを経て、今年の5月から釧路支店長に着任しました。
岩淵氏は「リーマンショック後のわが国の経済情勢は、輸出・生産の下げ止まりから持ち直す局面にある。景気の悪化は底を打ったと見ている」と述べ、現在の国内経済を分析しました。また、道東の地域経済については「道東の経済はしばらく一進一退が続くだろう。今後の道東経済の展望を考える上で、豊富な水産、農業資源を充分に活かし、高付加価値化を図ること。また、域外からの外貨を獲得することが非常に重要になってくる」と述べ、道東の経済環境好転への期待を寄せました。