同友会南しれとこ支部(今野慎也支部長102社)は24日、地元NPOと一緒に特別許可を取得して知床半島先端部の「ペキンの鼻」に上陸。流れ着いた魚網やペットボトルなどの清掃回収作業を行ないました。南しれとこと支部、釧路支部から26名の会員が参加しました。
支部名を中標津支部から南しれとこ支部に変更した経緯もあり、知床岬上陸は支部会員の長年の願いでした。 「世界遺産にも登録された知床の核心部が漂流物に覆われていると聞き驚いた。支部の管轄内なのでこの目で現状を見たかった」と今野支部長は企画の動機を語ります。
知床半島は船での上陸は認められないため、清掃作業という趣旨で地元NPOの船に乗りペキンの鼻に上陸しました。咲き誇るハマナス群落の岩間に魚網や外国の漂流物が散見されます。200キロのゴミをビニール袋に回収し、船に積み込んで相泊漁港まで運びました。
知床の海岸線の漂着物は意図的に捨てられたゴミではなく、流氷や時化などによって運ばれてきた漁具類で占められています。漁業で生活をしている人が住む知床は、人々の生活の糧である漁具の漂着物で海岸線が汚れるという皮肉な現実に直面しています。
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上陸地点へ漁船で向かいます
ペキンの鼻に上陸
ハマナス群落に埋もれたゴミを回収
大量の漂流物を回収しました
咲き誇るハマナス
上陸地点全景
羅臼方面を望む