一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

中小企業振興基本条例制定に意欲、別海町長地区会で語る


 南しれとこ支部別海地区会(寺井範男地区会長・41社)は1月30日に新年会を兼ねた例会を開催し、みどり建工の山崎社長と寺井建設の寺井社長が経営指針づくりを演題に講演しました。その後の新年会では、別海町長、別海町商工会長、別海町建設業協会長なども参加して懇親を深めました。水沼別海町長は挨拶の中で、「今までは酪農や水産の振興政策に町は重点を置いていたが、これからは中小企業振興を真剣に考えなければならない。同友会が提唱している中小企業振興基本条例を制定して町の将来像を描きたい」と条例制定に向けて意欲を示しました。

 例会で報告した山崎氏は、支部の経営指針づくり研究会に通って経営指針を作成した経験に触れ、「経営指針作成は同友会運動の根幹に関わる重要な活動だ。会員の皆さんには『労使関係の見解』を是非読んで欲しい」と語りました。その後報告した寺井氏は、「札幌の同友会の会議で経営指針について話題になり、他の会員は皆作成していた。我が社は成文化していなかったので慌てて作った。別海の会員の皆さんも早く取りかかってほしい」と訴えました。

 

▲みどり建工の山崎氏

▲寺井建設の寺井氏

▲水沼別海町長

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    〔 同友会と経営指針 〕    H20.1.30  YAMAZAKI  HIRISHI 
           
 「経営指針」成文化運動の歴史          
           
●  1957 (S32) 日本中小企業家同友会の創立       
●  1969 (S44) 中小企業家同友会全国協議会の設立       
●  1973 (S48) 「同友会の3つの目的」を成文化       
             良い会社をつくろう       
             良い経営者になろう       
             良い経営環境をつくろう       
●  1975 (S50) 「中小企業における労使関係の見解」を発表       
●  1977 (S52) 「経営指針を確立する運動」を提唱       
●  1979 (S54) 経営指針を 経営理念、方針、計画と定式化し、成文化を経営者の責務とする       
●  1981 (S56) 経営理念には 科学性、社会性、人間性の三要素が不可欠と提唱       
●  1993 (H 5) 21世紀型中小企業づくりの課題を提唱       

 

 

 

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