釧路支部企画委員会は3月14日に同友会の古典を読む同友会アカデミーを開催し、『共に育つパート2〜新しい人間像を求めて〜』に掲載されている日本教育学会前会長大田尭氏の「豊かさの中でどう生きるか」を読みました。
大田氏は、「人は豊かさの中でどう生きるかという難しい命題に直面している。人はマネーを媒介にエゴイストになりつつある。エゴイストになると生きる”めあて”が小さくなり、目に見える身近な”めあて”のみ追いかけ、自分の利益だけを考えるようになる」と問題提起しています。
また、「本当に人間らしい”めあて”とは目に見えない大きな”めあて”だ。それはWISH(願い)であり、目に見える”めあて”に比べれば次元の高いものだ。WISHを自分で掘り起こしながら行動すると人間は充足感を得ることができる」と述べています。
同友会では労使が共に学び合い育ち合い、人間として生きる喜びを見出せるような企業を目指しています。そのためには経営者が社員を人間として信頼することが大前提になるようです。