釧路支部みけた会(成澤寛之会長)は3月7日、『カネキタ北釧水産(株)の取組みから学ぶ』と題して3月例会を開催し、パソコンの指紋認証による個人情報保護や入金確認後の発送の徹底によりネット販売で急成長を遂げるカネキタ北釧水産(株)の企業見学をしました。
同社社長神山康彦氏は「10〜15年ほど前に蟹ブームがあり、景気が悪くても蟹が売れるのでやればやるだけ跳ね返ってきた時期があった」と語り、ネット販売については「いつまでもブームが続かないだろうとある程度予測もしていたので、ネット知識もないままホームページを作っていくらかでも売れればいいという軽い考えで始めた」と当時を振り返りました。
さらに「始めてから3〜4年で徐々に軌道に乗り始め、ここ数年の売上は11月12月を除き一ヶ月およそ2000万円前後、年間ではおよそ3億円前後となった。国際的にタラバ蟹をはじめ資源が激減している上に、異業種で蟹のネット販売を始める業者が増えてきており価格競争が厳しくなってきた」と述べました。
その後同社の取り扱い商品を食べながら参加者が交流を深めました。