釧路支部は、2月24日に『第13期同友会釧路幹部大学第7講』を開催しました。
受講生自身の生き方を科学的に問いながら自己変革を迫る幹部大学。激変する情勢と課題を正確に認識し、素早く対応する力をつけることを目指しています。
釧路工業高等専門学校の小田島教授より、「『信じる』ことへのこだわり〜井上ひさし『ナイン』を題材として」というテーマでお話いただきました。
【井上ひさし『ナイン』の解説を行う小田島氏】
【『信じる』ことへのこだわりについて語る小田島氏】
【真剣に講義を聴く受講生たち】
◆講演の要旨◆
井上ひさしの『ナイン』を受講生みんなで読みあわせを行い、小田島教授より各場面や文章より何が読み取れるかの説明をして頂いた後に、受講生それぞれがどのように感じたかを発表しあいました。
「文学作品の中でも色々な読み方を可能にするのがこの『ナイン』という作品。文学作品を読む時には「正解」というものはない。相手を理解するのは言葉だけではない。語られない姿などでも感じる部分もある。どこに視点を置くかでまったく見え方が違ってくる。」
「私達は、様々な経験を通じて常に物事の考え方が変わっています。昔、読んで面白くなかったと感じたものをもう一度読んでみて下さい。たぶん、以前読んだときとは違った感じ方をするはずです。」
と強調されていた点が印象的でした。
第8講では、「私の今後の課題」というテーマ今までの7講を通じて学んできたことを受講生が発表します。