一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

幹部大学第6講のご報告


釧路支部は、2月17日に『第13期同友会釧路幹部大学第6講』を開催しました。

受講生自身の生き方を科学的に問いながら自己変革を迫る幹部大学。激変する情勢と課題を正確に認識し、素早く対応する力をつけることを目指しています。

丸成鈴木建業(株)の石森社長さん(同友会釧路支部幹事長)より、「社員が主役の会社をつくる~熱血社長が語る人育て奮闘記〜」というテーマでお話いただきました。

  

    【社員が主役の会社づくりについて語る石森氏】

 

            【全体風景】

  【真剣に時には笑いながら聞く受講生たち】

◆講演の要旨◆

「私は中学・高校時代、勉強もできず、常に劣等感を感じながら過ごしていました。しかし、札幌の大学に入ると、私より勉強のできない人が多く、自分が教える形になりました。その中で、あてにされる、頼りにされる喜びを味わい、それが嬉しくて、試験の前には独自の予想問題集などを作ったりしました。このような経験が自分の現在の取り組みにつながっていると思います。バブル期の自社の社員の価値基準は金で、現に同業者の中で一番給料も高かった。しかし、現在のような経営環境の中ではお金以外の価値観(やりがい・人にあてにされる)を与えていかないといけない。」

「同友会は3つの目的(よい会社をつくろう・よい経営者になろう・よい経営環境をつくろう)をもとに活動しています。私や他の経営者も考えるのは、社員には社長と同じ技術や売上げをあげることよりも、自分と同じ価値観・考え方を持ってもらえることの方が嬉しいし、それを望んでいる。『いい話を聴いた』というだけでなく、本日の学びを自社に持ち帰ってぜひ実践していって欲しい。」

と強調されていた点が印象的でした。

その後、各グループに分かれ「社員が主役の会社をつくるために自社をどのように改善しようと思いましたか。」というテーマで互いの意見を出し合いながら討論を行いました。

    【互いの意見を出し合う受講生たち】

第7講では、釧路工業高等専門学校の小田島教授が、「信じることへのこだわり〜井上ひさし『ナイン』を題材として〜」というテーマで講演します。

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