南しれとこ支部(金曽義昭支部長)は10月例会を開催しました。「東北被災地の今」と題して、日下氏、栗山氏、中島氏が報告しました。
日下氏は「全国総会で震災の分科会で田村代表理事の講演を聞いたことが、震災について真剣に考えるきっかけとなった。今回実際に中島氏と一緒に被災地に行き、悲惨な状況を目の当たりにしたが、現地の人々が地域が良くなるためには何でもするという姿勢に心を打たれた」語りました。中島氏は「実際に被災地を生で見て、悲惨な状況であることを改めて実感した。募金など色々と被災地のためにできることはあるが、まずは自分達がしっかりと働き、生活していくことが大切だ」と述べました。
栗山氏は「震災が起こり、誰しも被災地のために何かをしたいと思ったはずだ。小児科医という仕事は子供の健康や発達を手助けすることなので、その面からフォローしたいと思い、被災地に行くことを決めた」と現地に行く経緯を述べました。実際の現地の子供の様子について「子供は非常に敏感で、大人が大変な思いをしていることを理解している。そのため、大人に気を使い本来の子供らしさを失っている。子供が子供らしく前向きに生きていくために、大人の手助けが必要だ。その手助けを現地の大人に任せるのは非常に酷なので、その代わりの役目を果たしたい」と語りました。
▼現地の人々の行動に心を打たれたと語る日下氏
▼日下氏と共に現地に入った中島氏
▼現地で子供のメンタルフォローをする栗山氏