根室支部(高岡一朗支部長)は22日に7月例会を開催しました。「就業体験はなぜ必要か」と題して釧路支部摩周地区会会長で摩周調剤薬局社長の竹森英彦氏が講演し、その後「学生、企業のためになる就業体験を行うには」というテーマでグループ討論を行いました。
竹森氏は「学校では経験できない体験を通して、学生が職業選択の重要性や社会に出て働く意味を考える機会が就業体験だ。企業と教育機関が趣旨、目的を理解して協力しなければ成果は得られない」と述べました。また、「学生には就業体験を通して『作業』と『仕事』の違いを理解してもらう必要がある。ひとつひとつの仕事の意味を知ってもらう為に、学生が興味を抱くような就業体験の形を作り上げるべきだ」と語りました。
2グループに分かれて行われた討論では、「学校との協力体制を強化する為に、教員にも就業体験をしてもらう必要があるのでは」「地元志向の学生が増えているが、就職できる環境や地元企業の情報が行き届いていない」「就業体験の受け入れ企業数を増やし、機会を拡大しなければいけない」など今後の就業体験の在り方について、様々な意見交換が行われました。
▼就業体験の重要性を語る竹森氏
▼会場の様子