釧路支部(亀岡孝支部長)は19日に税理セミナーを開き、釧路支部会員でもある鈴木圭介税理士事務所の鈴木圭介所長がキャッシュ・フローについて解説しました。
鈴木氏は「損益計算書では利益が上がっていても実際には現金や預金が無いため、資金がマイナスになっていることがある。キャッシュ・フロー計算書を作成することで資金の動きを把握し、経営の現状を知ることができる」と述べ、「金融機関でも相談に応じる際は信頼性の高い会計情報としてキャッシュ・フロー計算書を重視するようになってきている。現時点では中小企業での作成は任意で、なかなか浸透していないのが現状だが、経営基盤の脆弱な中小企業こそ是非作成して欲しい」と語り、その後、貸借対照表と損益計算書を元に鈴木氏の解説のもとキャッシュ・フロー計算書を作成しました。
最後に「時代は売上の拡大ばかりにとらわれるのではなく、利益を確実に資金として残していく堅実な経営へと変化している。投資や借入をできるだけ抑え、着実に経営の質を高めていくをしていくことが大切」と強く訴えかけました。
★鈴木圭介税理士事務所のホームページはこちらから御覧下さい。
http://samurai946.sakura.ne.jp/
▼キャッシュ・フローについて語る鈴木氏
▼熱心に聞き入る参加者