根室支部(福井富士雄支部長)は27日に2009年の新年交礼会を開き、新春を祝しました。また「元気な企業、地域をつくろう」と題して帯広支部副幹事長で、帯広市中小企業振興協議会会長の渡辺純夫氏が新春記念講演に立ちました。
新春の挨拶で福井支部長は「厳しい経営環境にあるが、着実に前進することを念頭に置きこの一年を実りあるものにしたい。」と述べ、根室支部がすすめている中小企業振興基本条例制定運動をはじめ、同友会運動をさらに幅広く展開する1年にしたいと強調しました。
記念講演に立った渡辺氏は、1999年の中小企業基本法の改正により国の施策に大幅な変化が生じたと述べ、「地方再生のカギは地域の中小企業の育成・支援にかかっているといっても過言ではない。中小企業振興基本条例では、中小企業振興を経済政策の中軸に据え、市長の責務を明確化している。同友会の3つの目的の一つ『よい経営環境をつくる』ためには企業間の連携、同友会、自治体、商工会議所、市民との連携によりはじめて実現されるものだ。根室市でも制定を目指し、運動を展開してほしい」と述べ、中小企業振興基本条例による緊密な連携こそが、地域経済活性化に必要不可欠な要素になると強調しました。
【福井支部長】
【渡辺氏】
【守代表理事】