同友会釧路支部(亀岡孝支部長 460社)は、釧路が栄えた1970年代を再現する祭りを9月27日と28日に中心街のパステルタウンで開き、4000名の市民が参加しました。
同友会の会員は、釧路の中心街が栄えた1960年代から70年代にかけて少年時代を送りました。「当時は中心街に買い物にでかける時は、よそ行きの服を着て勇んで出かけた。中心街をマチと呼び、そこは市民のハレの場だった」と40代の実行委員はかつて賑わった中心街を懐古します。釧路の会員の思い出が沢山詰まっている1970年代の「マチ」をテーマに今回の祭りは企画されました。
隆盛をほこったキャバレー「銀の目」の再現、1970年代音楽、当時の生活用品を展示した懐かし館、ケンとメリーのスカイラインの撮影会、紙芝居などが路地を埋め尽くし、40年前の釧路の賑わいが戻ってきました。
実行委員長を務めた亀岡孝支部長は、「地域が元気にならなければ中小企業経営は成り立たない。同様に中小企業が活力を失うと地域経済も衰退する。私たちは地域と一体の関係にある。同友会が制定を求めてきた、釧路市中小企業振興基本条例も今年度中に制定される見込みになった。今回は同友会を市民に知ってもらういい機会になった」とお祭りを振り返っています。
*報道記事はこちらです
http://portal.doyu-kai.net/modules/news/article.php?storyid=439
*三丁目の夕日祭りテーマソングはここからダウンロードできます
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/singlefile.php?cid=2&lid=139
====================
▼亀岡孝実行委員長の開会挨拶
▼江南高校 蝦夷太鼓
▼高橋はるみ知事(左)と伊東良孝市長も熱唱
▼1970年代ディスコ
▼1970年代の栄えた「キャバレー銀の目」を再現
▼三遊亭大楽さんの落語
▼千人鍋
▼1970年代ファッションショー
▼懐かしいおもちゃ
▼空きビルで開いた懐かし館
▼原田康子 挽歌シンポジウム
▼小学生がつめかけたロケット講演会
▼手作りロケットが秋空に
▼竹馬で遊ぶ
▼ロッククライミング体験
▼チケットを売る実行委員
▼会員企業の出店は大賑わい
▼実行委員会直営店
▼もち巻きで閉会
マチの少年・・・・・・・
1972年夏 12歳の僕は、
母に買ってもらった小奇麗な服を着て
マチの路地に分け入った
露天商の蛮声、洋服店に並ぶ瀟洒なハンカチーフ、
薄暮に浮かぶ石畳、酔客をあしらう姐さんの艶やかな後姿、
マチは少年の淡い幻が匂い立つハレの空間だった。
いくつかの美しい季節が過ぎ、僕は47歳になった。
今でも僕はマチが愛おしい。
賑わいを求め、まだ見ぬ人とめぐり合うために
2008年9月、再びマチに歩み入ろう。