南しれとこ支部(今野慎也支部長111社)は2月例会を2月22日に開催し、「経営指針をつくって第二の創業を目指そう」と題して、中標津保養所温泉旅館社長の加藤達雄さんと、みどり建工社長の山崎宏さんが報告しました。二人は2006年度に開講した「経営指針づくり研究会第二グループ」で学び、七ヶ月で自社の経営指針をつくりました。
加藤さんは「この会社に勤めていても自分の未来はないと思い大手企業を退職して家業の温泉旅館を継いだ。社員全員が辞めるなど現在に至るまで多難な歳月だったが、同友会に入会して社員と経営者が共に育つ『共育』の大切さを学んだ。この度経営指針を作ったことで全社一丸となって未来を見つめることができるようになった」と語りました。
山崎さんは「同友会に入会してから『労使関係の見解』を手にして衝撃を受けた。社員と経営者の信頼関係の構築が会社の基礎だと学んだ。公共工事が激減する厳しい情勢の中で会社の後継者を選ばなければならない。その時に経営指針があれば創業の理念や社風を伝えやすい」と強調しました。
南しれとこ支部は新年度から経営指針づくり研究会を再開する予定です。