2月15日(木)、釧路支部昼食会で高木さんが報告しました。
<テーマ>「人生思いどおりに進まない、アドリブだらけの私の人生」
<報 告>(株)プラスアート 社長 高木 俊一さん
<事業内容>商品の宣伝、企業PR・催事・行事のためのディスプレイ
高木さんは22歳の時に友人と一緒にスナックを経営しました。夜の商売は、自分でも吃驚するほど利益が出てその魔術の恐ろしさを知りました。24歳で結婚した高木さんは、それを機にスナック経営から脱却し、こども洋服店の経営者になります。しかし、メーカーの作った商品を販売するだけの商いに疑問を感じ、転業を考えるようになりました。
55年の人生を登山に例えてみると、20歳から30歳迄はピークハンターのような生き方をしていました。転機は自分の人生を問い直すチャンスを与えてくれた、そば職人の友人をはじめ沢山の人との出会いでした。
プラスアート(株)の社長に就任して14年。「友人、家族の支えなしに事業の成功はあり得ません。私にとって子どもの存在はとても大きく、家族崩壊の危機を救ったのも、私の手をがっちり握って離そうとしなかった息子の小さな手でした。」と、時折目を潤ませながら当時の事を振り返りました。高木さんは事業承継の事にもふれ「息子が精神的にも自律し独立した人間になった時がその時期かも知れません。タイミングを間違えることのないよう、いつでも交代できる準備をして行きたい」と語りました。