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釧路市の財政と中小企業振興基本条例
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釧路支部は釧路市に中小企業振興基本条例を制定するために、市・商工会議所と懇談を重ねていますが、会内の学習グループ「中小企業振興基本条例制定プロジェクト」の学習会を1月22日に開催し、財政学を専攻している釧路公立大学の下山朗講師が、「釧路市の財政を読む」と題して報告しました。
釧路市は2000億円の借入金があり、流動資産が54億円で財政がかなり逼迫しています。自治体の財政が健全でなければ、市民生活や中小企業経営に悪影響を与えます。
下山氏は釧路市の財政の特徴について、「釧路市は同規模の全国の都市に比べると財政がかなり悪化している。住民税や固定資産税の激減(4年間で20億円減少)。市民一人当たりの地方債残高が毎年増加(現状57万円)。財政力指数が低く地方交付税への依存が高い(現状0.51)」と述べました。
次回は2月下旬に釧路市の特別会計と企業会計を分析します。