同友会農業関連部会交流会、函館で開催
第4回全道農業関連部会交流会が2月24日と25日の両日に函館で開催され、全道から農業経営者の会員など100名が参加しました。
博報堂の南部研究員が「マーケッティングって何」と題して記念講演に立ち「マーケッティングは組織運用論ではありません。潜在する生活課題の発見です。生活者にとって不必要な商品は必ず市場から淘汰される。生活者は商品に満足しなければ二度と買いません。Marketingは”お客様づくり”と解釈すべきです」と述べ、農業産品にも他産業の生産物と同じような感覚で市場に出していくことが要諦であることを訴えていました。
その後農業経営者の会員による討論会に移り、「農業・流通・生活者の濃密な情報交換が必要ではないか」「食を文化として地域に広めていこう」「農業は保護されていると言われているが予算のほとんどが農業土木に投下されている現実も見よう」「歴史的に人は飢餓と戦ってきた。日本も数十年前までは食えなかったという文脈で農業を考えよう。農業は北海道の重要な戦略産業だ」などと活発な意見交換が繰り広げられました。
来年の交流会は開催地は未定ですが他支部で開催されます。