一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

高校関係者との懇談会を開催 根室支部11月例会


 根室支部(高岡一朗支部長 71社)は11月30日、11月例会を開催しました。今回は「新規学卒者の就職に関する懇談会」と題して根室高校、根室西高校から校長、進路部長、PTA会長を招いて懇談会を行いました。

 冒頭、挨拶した共育求人担当副支部長の鈴木新一氏は「応募側と採用側のミスマッチを解消するため、この問題に企業、学校の双方がどう取組むのかを本音で語り合いたい」と述べました。この後、根室高校、西高校、同友会の三者が今年度の就職内定状況、企業側の採用動向について現状報告を行いました。

 その後の懇談会では「就職の決まる生徒、決まらない生徒の違い」「企業内での先輩、後輩の年齢差の拡大傾向」「基礎学力の低下と子どもの『自信』の低下の是正」などについて、掘り下げた議論が展開され、今後は両校を卒業した社会人が講話を行う「出前授業」の実施を検討する等の方向性が示されました。

 閉会の挨拶を述べた魚谷副支部長は「中小企業での人材育成は急がず、粘り強く、泥臭いものだ。経営者、先輩社員、新入社員が手を携えて、失敗を繰り返しながら形作っていくのが本当の『人づくり』ではないか。我々企業家も、明日の地域を背負っていく子どもたちに希望ある地域を残せるよう、努力していかなければならない」と懇談会を締めくくりました。

▼出席した参加者と学校側とで熱心な議論が交わされました。

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