一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

オクユキウス駅逓所物語 別海地区会例会


 南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長77社)は9月例会を9日に開催し、別海町学芸員の戸田博史氏が奥行臼駅逓所の歴史的変遷について講演しました。

 駅逓所は北海道独特の物流システムの拠点です。1947年に廃止されるまで、全道に600か所以上設置され、人馬の継ぎ立てや宿泊、物資の逓送の拠点として開拓の要となりました。奥行臼駅逓所は1910年に設置されました。オクユキウスの地名は、「ウコイキウス」(戦った場所)というアイヌ語が語源です。根室アイヌと厚岸アイヌが覇権争いをしたという伝えがあります。

 「別当賀、厚床、上風連、別海、西別など7か所に駅逓があった。大勢の和人が内陸へと向かう拠点になった」と戸田氏は述べました。

 別海地区会は故郷の歴史を学ぶ例会をこれからも開催する予定です。 

▼戸田学芸員

▼ニシベツ川河口から見つかった130年前の煉瓦。エトロフ島で製造された。

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