釧路支部マルチメディア研究会は4月28日に総会を開き、前年度の活動報告と決算報告、2009年度の役員案と活動方針案及び予算案を採択しました。会長には小川氏が再任しました。
2009年度の活動方針には会員報告の充実や公開例会の開催が盛り込まれ、これまで以上に活発に活動していくことを確認しました。
記念講演には同研究会副会長の斉藤氏が立ち、OSSの導入事例について語りました。OSS(Open Source Software)はソースコードが公開されており、自由な使用が可能なソフトを意味します。斉藤氏は「OSSは無償で配布されており、導入コストは安くなるが、サポートや維持には従来のソフト同様費用がかかる。『安い』ということよりソフトの選択肢が広がることが大きなメリットだと思う」と話しました。その後実際にOSSが導入された例を紹介しました。「会津若松市は全庁舎のオフィスソフトをOSSに切り替えた。地元企業と協力して入れ替えを進めているのが大きなポイントだ。また大舘市は市町合併に伴い、各役場をつなぐIP電話を設置し、OSSの電話交換ソフトを導入した。これはある若い職員が提案した方法で、一般回線を使った方法より数段安く設置できた。市が一職員の提案を了承したのはすばらしいことだ。削減できた導入予算を使って地元の技術者を育成していくべきだ」と強調しました。
<マルチメディア研究会 2009年度役員>
会長 小川衛治 (株)おが和
副会長 深山浩昭 プロシステム釧路
副会長 斉藤和芳 丸中釧路中央青果(株)
幹事長 乗山徹 ファーストコンサルティング(株)
副幹事長 柳原博志 トーワ計装(株)
副幹事長 佐々木圭一 釧路綜合印刷(株)
幹事 太田勉 (株)サンエス・マネジメントシステムズ
幹事 大道博文 マル道セフティサービス(株)
幹事 相木幸 (有)アセットプランニング
会計監査 田中啓一 (有)菊地電機商会
▼マルチメディア研究会 小川衛治会長<(株)おが和 専務取締役>
▼斉藤和芳副会長<丸中釧路中央青果(株)>