釧路支部共育求人委員会(須藤隆昭委員長)はこのほど経営指針セミナーを開き、会員で中小企業診断士の松井智聖氏が作成したモデル企業を題材にして、事業承継・資金繰り・社員間のコミュニケーション不足など様々な問題を分析しました。
セミナー松井氏は経営指針作成までの手順として、第1に企業の現状を整理し問題点を抽出し、第2に会社が向かうべき方向性を見出すことが必要としました。「現状で企業が抱えている問題が何なのかを明確にすることで、本来あるべき姿とのギャップが見えてくる。そこではじめて自社に必要な経営指針が見えてくるのではないか」とし、会社が進むべき方向性を経営者と社員が一緒になって示すことが重要だと述べました。
その後受講者は自社の経営指針を作成し、お互いに発表し討論しました。現状を直視し、本来企業はどうあるべきなのかを考える機会になりました。
同友会では、刻一刻と変わる経営環境に耐える座標軸として、経営理念、経営方針、そして経営計画が一体となった経営指針作成の学習会を各支部で開催しています。