釧路支部みけた会(高橋歩会長)は1月20日に例会を開き、道東鶏卵(株)の梅宮哲也専務が報告しました。
梅宮氏は1986年に大手コーヒーメーカーに就職し、17年間名古屋で営業職を経験しました。その後札幌に転勤となり、2006年に退職して父親が経営する道東鶏卵に就職しました。
同社に入社した当時、梅宮氏は会社に疑問を感じたと話します。「社内にはパソコンがなかった。1人に1台パソコンがあった前職を考えるとあり得ないことだった。また営業もあまり行っていなかったので、私がまずやるべきことは新規の顧客開拓だと感じた。今ではパソコンも導入し、会社内外で感じた疑問点を改善できるよう努力をした」。
また今後の事業展開について「一口に卵と言ってもパッケージ・大きさ・色・状態によって細かく分類されており、使われ方も違う。卵しか取り扱っていないが、その販路は無限にある。今後はオリジナルブランドの展開や卵を使った商品を取り扱うことでお客様との新たな付き合いを目指したい」と述べ、最後に「大企業には仕事分担という『壁』があるが、我々中小企業には社員全員で協力して仕事をこなしていく団結力がある。ここ数年で会社の基盤を作ってきたので、今年から花開かせたい」と強調しました。
【道東鶏卵(株) 専務取締役 梅宮 哲也氏】