同友会南しれとこ支部獏の会(吉川睦之代表)は6月15日に6月例会を開催しました。『現代社会を考える例会』の第1回目の今回は「会社法・税法」をテーマに福田経営センターの山田晃裕さん、北斗防災の細野明弘さん、青山商会の青山隆志さんが報告しました。
山田さんは「家族で会社を守っていくのが望ましいとする日本古来の風習に株式会社法が合わなかったこと、そして現実的に日本企業の98%は中小企業であり、ほぼすべての企業に対して同法を適用させるのは困難だったことが背景にある」と会社法改正の背景について述べました。
また、青山さんと細田さんは「今ある中小企業の多くは株式譲渡制限会社に該当することになり、発行する全部の株式について、その譲渡には会社の承認が必要であると定款に定めなければならない」「取締役会の設置が必置ではないことや取締役の任期の長短など、組織の作り方としてはバリエーションが増えたことになる」と改正のポイントを語りました。