釧路支部は10月28日、「温故創新~故きを温ね新しきを創る、地域の可能性を未来に繋ぐ~」をスローガンに、「釧路支部設立40周年記念式典・講演会・懇親会」を釧路プリンスホテルで開催しました。
記念式典では、1975年の支部設立より活動の礎を築いてきた歴代支部長、幹事長に感謝状と記念品を贈呈。支部40年の歴史を振返り、2016年春に予定している、釧路支部、南しれとこ支部、根室支部の三支部統合に向けて決意を新たにしました。
記念講演会開会に先立ち、支部創立期から現在にいたる役員の皆様に、当時の活動や同友会に対する思いを取材した、設立40周年記念動画を上映しました。「目標としたくなる経営者に会える会、本音で経営について語り合える会、社会にあてにされる会社を目指す会」という不変の同友会運動が新鮮に語られました。
約400名が参加した記念講演では、福岡同友会会員でもある(株)ふくや・川原正孝社長が「地域に「ふく」を呼ぶ~人と地域をつなぐ、明太子の物語~」をテーマに講演。
1948年に福岡県博多で川原氏の父・俊夫氏が創業したふくやは、日本で初めて明太子を製造販売しました。
川原氏は、「(A)当たり前の事を、(B)ばかみたいに、(C)ちゃんとやるという、ふくや独自の「ABC」を大切にしている。社員の接客はお客様の味や価格の評価につながる。社員の感性を育てる社員教育や経営姿勢を心掛けている。」と明太子誕生の経緯や、ふくやの理念、社員教育についてユーモアを交え話しました。
「先代に経営がうまくいく秘訣を尋ねると、「運が良かったから」と言います。「運が良い」とは、他人の喜びを自分の喜びと捉えることができる「利他の精神」を持つ人のことです。運の良い人と付き合うことで、運が良くなるのです。私もじっとしていないで動こう。運の強い人間になろうと思います。」と参加者に経営者としての思いを語りました。
また、懇親会には来賓を含め三支部会員約150名が参加し、釧根地域の旬の食材を使った料理に舌鼓をうち、和やかに交流を深めました。
これまで積み重ねてきた同友会の理念・目的、歴史を振返り、三支部と地域の可能性を未来にしっかりと繋ぐという思いを込め、三支部長によるセレモニー(シャンパンタワー)を実施。オール釧路・根室エリアの形で地域と共に歩む支部としての活動の一歩を踏み出しました。
▼石橋支部長による開会挨拶(記念式典)
▼記念式典では歴代支部長・幹事長に感謝状を贈呈
【萬木建設(株)・漆崎社長】
【(株)クリエイトスハニー・五十嵐会長】
【(株)トーテック・福井社長】
【(株)春の湯・成澤会長】
【綜合設備(株)・亀岡社長】
【(株)ダスキン釧路・木内会長】
【歴代支部長によるスピーチ】
▼40年のあゆみを振り返る「設立40周年記念動画」上映
▼大久保実行委員長による挨拶(記念講演会)
▼明太子誕生秘話を語る川原正孝氏
▼熱心にメモを取りながら耳を傾ける参加者
▼懇親会での蝦名市長挨拶
▼北海道同友会 守代表理事の「出発」という発声に合わせて乾杯
▼南しれとこ・根室支部長によるスピーチ
【南しれとこ支部・雨宮支部長】
【根室支部・坂巻支部長】
▼三支部長によるシャンパンタワー
▼三支部の新たなスタートを祈念した閉会挨拶(大久保副支部長・実行委員長)