釧路支部厚岸地区会(中村一明会長:44社)は3月16日に厚岸地域大学第6講を開講し、厚岸町水鳥観察館の澁谷辰夫氏が「ラムサール条約登録湿地厚岸湖・べカンベウシ湿原の特徴」について講演しました。
澁谷氏は厚岸町が保有する湿原の大きさについて触れた上で、「厚岸湖はべカンベウシ湿原の下流に位置する汽水湖で、湖面が冬でも前面氷結することが少なく、オオハクチョウが約1万羽以上中継地として湖を利用しており、そのうち厚岸湖の氷結具合に応じて1000羽〜3000羽が越冬する国内有数の中継地・越冬地である」とその特徴を語りました。
また同氏は「厚岸町は厚岸にあるエサだけで白鳥を養うことができる自然環境にある。これは国内でも非常に珍しい環境といえる。貴重な自然と生息する水鳥の環境を守っていくことが重要だ」と強調しました。
次回の厚岸地域大学第7講は、4月20日にJA厚岸の河村信幸代表理事組合長が厚岸の農業について講演します。
