2月24日、南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長)の設営で「全道農業関連部会交流会in別海」が開催され、全道各地から130名が別海町に集まりました。
第一部では「『よそ者視点』で地域資源を発見し、地域づくりでイノベーションを起こそう!」と題して、北海道大学観光学高等研究センター教授の敷田麻実氏が基調講演を行いました。敷田氏は「よそ者は、地域を客観的に見ることができ、地域の人は、よそ者から新たな気付きや知識を得られる。今後は、よそ者と共に発想を膨らませる地域づくりが期待される」と述べました。
第二部のパネルディスカッションでは、(株)リープス社長の鈴木善人氏をコーディネーターに迎え、基調講演を行った敷田氏、浜中町農業協同組合代表理事組合長の石橋榮紀氏、(有)十勝しんむら牧場社長の新村浩隆氏、別海町役場商工観光課主任の松本博史氏の4名が、パネラーとして意見交換を行いました。ディスカッションでは、「一次産業を持続可能なものにすることが地域の発展につながるのでは」「よそ者視点を経営に取り入れて行動することも重要な要素だ」「地域づくりで重要なことは、成功パターンをいくつも想定すること。形に捉われない対応力が必要」などの意見が挙げられました。
グループ討論では「地域資源を高めるために私たちが出来る事はなにか」をテーマに、参加者それぞれの地域が持つ資源を活かすための取り組みについて、熱い議論を繰り広げました。
懇親会では、全国ご当地バーガーグランプリで日本一になった「別海ジャンボホタテバーガー」をはじめ、新鮮な旬の食材をふんだんに使った数々の料理が並び、参加者は終始なごやかな雰囲気の中で親睦を深めました。
大いに盛り上がり、農業関連部会のネットワークが広がった交流会となりました。
来年は、オホーツク支部主催で開催します。
▼基調講演の講師をつとめた敷田氏
▼パネルディスカッションでパネラーを務めた4名(左から敷田氏、石橋氏、新村氏、松本氏)
▼報告に耳を傾ける参加者たち
▼グループ討論の様子