一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

三地区会合同例会、厚岸で開催


 釧路支部(横地敏光支部長405社)は11月4日に初めての三地区会合同例会を厚岸で開催し、45名の会員が参加し、地域の現状などを討議しました。
 釧路支部では厚岸(43社)、白糠(22社)、摩周(19社)と三つの地区会がここ2年で相次いで発足し、地域に根ざした経営課題をテーマに設定して活発に学びあっています。今回は地区会の代表者が、過疎化に悩む街の現状と、公共事業費減少の中で、地区会と企業がどのようにして困難を突破していくのかを問題提起しました。三地区会の代表者の報告に共通していたことは、最盛期の半分近くまで人口が減少するなど、とどまる事のない過疎化への深刻な懸念です。今後の展望として三氏は次のように語りました。
 厚岸の厚岸味覚ターミナルの小寺氏は「歴史・自然・食の総合的な観光を演出する企業を目指す」と観光の情報発信基地として企業を変えたいという意欲を滲ませました。白糠の野村氏は「釧路に購買力が流出している。商店街の意識改革が必要だ」と報告しました。
 摩周の近藤氏は「奇策はない。同友会三つの目的を実践することが大切だ。経営者の資質を高め、経営体質を強化し、街の住民と一緒に経営環境を地道に改善していこう」と最後に結びました。

 

左から摩周地区会の近藤氏、白糠地区会の野村氏、
厚岸地区会の小寺氏

 

 

 

 

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