一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

別海町の地域医療を守ろう 医良同友(いいどうゆう)交流会


 別海町医療サポート隊「医良同友(いいどうゆう)」(寺井範男会長・300名)は24日、交流会を開催しました。今回は新年度に町立別海病院へ着任した医師の歓迎会も兼ね、65名が参加しました。

 開会のあいさつに立った寺井会長は「別海病院は地域医療の大きな柱だ。町民の健康を守り、安心して暮らせる街づくりにたいへん貢献している。私も病院へ行くと院長が声をかけてくれ、体調などについていつも気にかけてくれていることに感謝している。医師も看護師も病院の職員皆が和やかな雰囲気で患者と接していることはありがたい」と述べました。また、来賓を代表してあいさつした水沼町長は「道東の別海町のような規模の自治体で分娩を行えることは不可能に近い。そうした中で我が別海町で子どもを産める環境を整備できたことは喜ばしいことだ。安心、安全のまちづくりと健康でいられるまちづくりが進められることに大変感謝している」と町立別海病院が果たす役割の大きさを強調しました。

 道東地域を取り巻く医療環境について西村院長は「周産期医療を道東、別海町で維持していけることは、ほぼ奇跡に近い。さまざまな協力を得ていることに感謝したい。しかし、運営自体は決して余裕のあるものではなく、医師、職員共にぎりぎりの状態だ。別海病院は第一次医療をしっかりと行い、高次医療は昨年就航したドクターヘリに挙げられるような、道東地域全体のネットワークを使って対応していきたい。医療の原点をしっかりと行って、地域づくりに役立っていきたい」と意欲を語りました。

 交流会は「歌あり、食あり」の案内のとおり、沖縄民謡や、役場女性職員有志による歌など、町民と病院職員の笑い声が響く、なごやかな雰囲気で進行されました。

▼挨拶する水沼町長

▼役場有志による歌のステージ

▼沖縄民謡を披露した“シーサー君”と西村院長

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