釧路支部あゆみの会(浅野葉子会長)は23日に同友会事務所で6月例会を開催し「釧路市の現状と未来図」と題して、釧路市役所経済部商業労政課課長の高木亨氏が報告しました。
高木氏はまず釧路の歴史を語り「釧路市はこれまで急激に産業が発達したため、企業間での連携を取ることができなかった。そのため商品の価値を高めることができず、漁獲量などが減り衰退し、現在に至る」と述べました。
これからの釧路市について「中小企業基本条例でも触れられている通り、域内循環、域外貨の獲得、企業連携の三つが重要だ」と述べ、中でも域内循環に関し「市は政策として、市民には個々の力でぜひ取り組んでほしい。価格だけで判断するのではなく、なるべく地元のものを選んで欲しい」と語り、また地元でしか得られない情報、サービスを外部に発信するHPの重要性についても述べました。
最後に今後の釧路市の方向について「まずは企業と企業の連携性を強めることが大切で、最終的に企業と市民の連携を強め、市民が誇れる企業を多く作りたい」と語りました。
▼乗数効果による域内循環の重要性を語る高木氏