南しれとこ支部(端賢二支部長)は10月例会を別海で21日に開き、別海漁業協同組合参事の石川量平さんが別海名産の高級鮭、「献上鮭」の由来について講演しました。
摩周湖の伏流水を源流として別海町を流れる清流西別川は、美味しい鮭を育んでいます。石川さんは献上鮭の由来に触れ、「1800年に徳川将軍に献上するために塩鮭の製造が別海で始まった。これが献上鮭の由来だ。極上の鮭を厳重に取り扱い木箱に入れて江戸に送った」と述べました。さらに石川さんは「別海の鮭は他の河川の鮭と交配させてない。清冽な西別川の水質と相まって美味しい鮭が獲れる。寒風干しなどの伝統製法で旨みを引き出している」と語りました。
参加者は塩焼きの献上鮭を食べながら、故郷の名品の由来を学びました。
▼講演する石川量平さん
▼献上鮭
▼新会員の橋畑さん(左)と木村さん