釧路支部厚岸地区会(中村一明会長・45社)は6月15日に厚岸地域大学の第8講を開催し、丸善木材社長の鈴木不二男さんが「厚岸の森林と林業」と題して講演しました。
鈴木さんは、厚岸の森林面積は41,800haで、町の面積に占める林野の割合が57%に達する森林の町であることを最初に指摘しました。さらに「森林は水源涵養、土砂流防止、市民の憩い、野生生息域の提供、酸素の生産という大切な役割を果たしている」と森林の有用性を述べる一方で、「ロシアのプーチン政権が木材の輸出税を上げてきたので、外材に依存している北海道の木材は値上がりと同時に品薄状態が続いている」と危機感を募らせました。
次回は7月20日に「厚岸の石山と炭鉱」と題して、厚岸町学芸員の熊崎さんが講演します。
▼丸善木材の鈴木社長