<テーマ>「 建物の安全性を守るために」
<報告> (有)アブス構造設計釧路 代表取締役 花田善廣氏
2月22日(水)、釧路支部昼食会を開催し(有)アブス構造設計の花田氏が報告しました。
花田氏は、最初に建築構造設計偽装問題に触れ「耐震強度を下げても我々(建築構造設計士)には何の得にもならない。一級建築士と建築構造設計士の資格は別です。一級の資格を持っていれば建築構造設計の計算書を作成することはできますが、耐震強度をチェックするまでには至りません。今回の事件は行政側の盲点をつかれたと思います」と語りました。
「今まで“日陰の存在”だった建築構造設計士という仕事が広く世間に知られ有難く思います。私の願いは、管内で資格を持った者が私一人なので、今後この資格を取得する人が増え、互いに学びあいながら建物の安全性、経済性を一緒に追求し続けることです。」と締めくくりました。
後半には「誰でもできるわが家の耐震診断チェックシート」の使い方の説明があり、木造住宅のチェックポイントを学びました。
☆次回の昼食会は3月8日(水)、山一写真館の山口さんの報告です。(詳細後日)