一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

経営者のやる気で地域を元気に 南しれとこ支部新年交礼会


 南しれとこ支部(金曽義昭支部長)は1月21日、新年交礼会を40名が参加して開催しました。
 新春講演は同友会理事でマルキチ食品(株)代表取締役会長の金子宏氏が「経営者のやる気が企業と地域を元気にする」と題して講演し、佃煮業界初のISO9001、HACCP同時取得を成し遂げた同社の取り組みを紹介しました。「自分はフィーリングで動く経営者」と話す金子氏は取扱う商品を120品から20品に絞り込んで売上と利益を確保した経験や、従業員の平均年齢を45歳から24歳まで下げて若さとスタミナで国際規格を取得したエピソード等を披露しました。また小樽市にある小松食品の経営について触れ「駄目な会社は過剰在庫を抱える癖がある。在庫を取らないように倉庫を壊し、従業員の意識改革を進めてきた。経営を引き継いで5年が経ちやっと利益を出せる会社になった」と述べました。
 2006年から金子氏が実行委員長を務める「はこだてフードフェスタ」は2009年の第4回を東京「グランドプリンスホテル新高輪」で開催しました。「5回目の節目を東京でやるよりも、4回目の来場者が5回目で函館に来るようにしようと考えた。開催一か月前に700名余りだった来場申し込みが当日は悪天候にも関わらず905名が来場した。函館出身の有名人や会員の呼び掛けが功を奏したことに感激した」と金子氏は述べ、地域活性化の実践を紹介しました。

当日の来賓は以下の通り
根室支庁副支庁長:猪飼秀一氏、中標津町副町長:清原哲雄氏、中標津町議会議長:萬和男氏、中標津商工会会長:大橋清勝氏、社団法人中標津青年会議所副理事長:加藤孝則氏、北洋銀行中標津支店長:伊藤寛祥氏、北海道銀行中標津支店長:船木隆一氏、大地みらい信用金庫中標津支店長:谷川正弘氏、釧路信用組合中標津支店長:西山謙一氏

▼マルキチ食品(株)会長 金子宏氏

▼金子氏の講演に聞き入る参加者

▼挨拶する金曽支部長

▼「経営者のやる気を従業員に伝えることが大事」と挨拶する渡辺幹事長

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です