釧路支部は2月20日に幹部大学第7講を開催し、釧路支部長の亀岡孝氏と幹事長の木内敏子氏が「地域に根ざした中小企業経営」と題して講演しました。
木内氏は自身が社長を務めるダスキン釧路西支店について「かつては小さな規模で営業していたが、本部の業務の代行と従業員の教育を行う支店として第2の創業を果たした。北海道で初めての支店で、その重みが励みになっている」と述べました。また社長職について「社長になった時、それまで『家業』だった会社を『企業』に転換させる努力をした。私で5代目になるが、190名の従業員を前にすると責任を強く感じると同時に、これだけの人に支えられていることに感謝している」と語りました。
一方亀岡氏は「経済が悪化し、大手企業のリストラが連日報じられている。これから中小企業は地域に溶け込み、地域で何ができるかを考えていくべきだ」と話しました。また同友会の「3つの目的」を自社に置き換えた考え方を受講者に問いかけながら「給料はお客様からの預かりもの。ワンマン経営ではなく、社員全員で良い会社を作るべきだ。そして経営環境は地域に支えられて出来るもの。会社を継続させ、売り上げをあげていくことが地域貢献につながる」と強調しました。
その後グループ討論と発表が行われ、最後に亀岡支部長は「昔は会社が社員のために何をしてくれるのかと言われたが、今は社員が会社のために何をしてくれるのかが重要になっている。1円を稼ぐために歩き、頭を使い、頭を下げ、そして自信を持って仕事をするべきだ」と語りました。
【講演する亀岡支部長】