釧路支部(亀岡孝支部長)は15日に2009年の新年交礼会を開き、130名の会員が集い盛大に新年を祝しました。また「これからの中小企業振興政策と企業家に期待すること」と題して、蝦名釧路市長が新春記念講演に立ちました。
同友会釧路支部は1975年に設立されました。蝦名氏のお父様は釧路支部初代幹事長として同友会運動の発展にご尽力いただいていました。蝦名氏は「幼いころから中小企業家として働く父の姿を見て育った。地域に根ざした中小企業に対する思いは格別のものがある。中小企業の発展なしに地域経済の発展はありえない。1963年に制定された中小企業基本法は1999年に改正され、地方自治体はその地方に適合した施策を講じる必要性に迫られた。国の施策の変化は我々にとって大きなチャンスだ」と語り、中小企業こそが地域経済の先導役であると強調しました。
釧路支部では釧路市に対して、中小企業振興策を経済政策の中軸に据えるように3年前から運動をしてきました。同友会の力強い働きかけが奏功し、今年度中に釧路市中小企業基本条例の制定が確実になりました。蝦名氏は「釧路経済圏の外貨獲得力は非常に高い。問題は獲得した外貨をどうやって域内に循環させるかだ。条例をもとに、様々な資源に恵まれる釧路の特性を存分に活かした中小企業政策が必要だ。具体的な施策は同友会をはじめ市民の皆さんで構成する円卓会議で充分に議論していきたい」と表明し、条例をもとに釧路での雇用促進を図り、市民と中小企業家が魅力を感じる街づくりへ向けた意気込みを述べました。
また、懇親会の冒頭で挨拶に立った亀岡支部長は「今年度中に制定される釧路市中小企業基本条例をもとに、中小企業と釧路市民生活の発展に全力を傾注する年にしたい。厳しい環境下にあるときだからこそ同友会の3つの目的に沿い、ともに学びあい強靭な企業をつくりあげたい」と述べ、経済環境の変化に臆せず前進することを強調しました。
【蝦名釧路市長】
【亀岡支部長】
【ノイズ倶楽部】
【木内幹事長】